SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
東商技研工業株式会社はSDGsの趣旨に賛同し 、事業活動を通じて持続可能な開発目標の達成に努力し、SDGsが目指す社会の実現に向け貢献していきます。
弊社のSDGsの取組みをご案内する前に、弊社のバレル研磨ソリューションについてご案内いたします。
私たちの業務はお客様からお預かりした様々な素材の機械部品、製品をバレル研磨により、「バリ取り」「R付け」「スケール除去」「面粗度向上」「光沢・鏡面処理」を行います。同様の処理が可能な研磨技術、表面処理が数多くある中でバレル研磨は、大量のワークを均一に処理できる事が特徴です。
切削、プレスなど製品を加工する際に「バリ」は生じます。主にエッジの部分などの残ったバリを指で触ると時に流血するなどケガの原因となりえます。
バリを取り除くバレル研磨の仕事は多くの人のケガを未然に防ぎ、安全に製品を触って使ってもらう仕事とも言えます。
バフ研磨、電解研磨、化学研磨、ブラスト処理など表面処理を行う手法は様々ありますが、中でもバレル研磨は手のひら大のワークを大量に表面処理を行う事において、他の研磨手法より秀でております。
効率的な研磨手法を選んでいただく事で、お客様のQCD(品質コスト納期)に貢献する事ができます。
高品質な製品を生み出す際に、精度の高い表面処理は必須となります。一般的にバレル研磨は精度の高い研磨向きではないという認識の方もおりますが、弊社ではバレル研磨を専業として技術を磨き、100分の1mm単位でのR付け、面粗度Ra0.02~の精度で研磨が可能です。
高精度、高品質を求められる精密部品、医療分野の製品の研磨も担っております。
弊社の女性従業員比率はほぼ1:1。多くの女性が活躍する職場です。
重いワークの持ち運びを伴う業務は男性向きではありますが、品質検査、梱包業務など女性ならではの細やかな注意力や感性が発揮される工程も多くあります。
女性従業員の皆さんが気持ちよく働けるよう様々な取り組みを行っております。
(新潟県男女共同参画推進企業 ハッピー・パートナー認定企業です)
弊社は平均年齢30代前半、若いパワーが活躍している職場です。公式のホームページでこのご案内をするのは少しおかしな事かもしれませんが、以前全従業員向けに社内アンケートを行った際に、仕事のきつい部分もありましたが、多くの仲間から「仲の良い会社」「あったかい会社」「チームワークが良い」「活気がある」という声をいただきました。この声がこれから先もより多くいただけるような職場環境を守っていければと考えております。
具体的な取組み
バレル研磨は水とコンパウンドとメディアを使い、製品を研磨します。研磨の際に利用した水は化学ろ過、生物ろ過、浄化層を経て、生活排水として排水可能なレベルまで浄化した後、排水しております。環境への負荷を最小減に抑えながら、企業活動を営むことができるよう取り組んでおります。
2022年4月太陽光発電パネルを導入し運用開始いたしました。
電気使用量は工場全体で利用する電気量の21.36%ではありますが、今後の発電量の状況を見て拡充も検討していければと考えております。
スマートクロックは会社全体の電気の使用状況がLEDの色でわかる時計です。 業務中に必ず目に入る時計で電力の使用状況がわかるようにする事で、電気の使い過ぎていないかという意識を社内全体で共有できるようにいたしました。
弊社で働く従業員のは社長を含めほぼ全員が未経験からスタートして現場で活躍しております。
当社に入社される従業員の皆さんの一人一人がそれぞれ秀でた能力、技術をもっております。弊社では従業員の皆さんの資質が最大限発揮できるようスキルマップを活用した社員教育を導入し、全社員のスキルの状況を把握し、計画的な人材育成を行っております。現場仕事、製品検査、総務など、違う部門、違う職位のスタッフの一人ひとりが、不足している技術の取得、次のステップに進むのに必要なスキルを計画的に身に着けております。
バレル研磨の技術内容をお取引企業様、弊社の入社を検討されている皆様、地域の皆様などにわかりやすく理解していただけるよう『マンガでわかる東商技研工業』を掲載しております。マンガの企画制作には親子で工場見学をし、子供さんから見た東商技研工業を表現してもらいました。